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世界を解体する1

  • KUYU Nekomi
  • 8月22日
  • 読了時間: 3分

今回解体していくのは物理と量子で作られた世界。


物質とは何か、音とは、光とは、重力とは、それらは一体何か、これを統一的に解体していく。


現在の物理学では物理学で語れる部分と量子物理学で語れる部分に違いが有り、量子力学の分野に成ると物理学で語れないという様な事が起こっている。


これはどちらもどこかに欠陥が有るからだと思った。


物理学と量子力学、この二つは本来一つの世界を語っているはずなのに、分かたれている。光は波だと言われ、同時に粒子だとも言われる。だが、その二重性は僕にはどうにも不自然に映る。むしろ、光とは「現象」であって、粒子でも波でもないのではないか。この直感から、僕は世界を「歪波」と「触媒」という言葉で捉え直すことを試みる。


2. 光という現象の正体

光を波と考えれば干渉や回折は説明できる。だが粒子として考えると、あれほどの速度で物質を衝突し続ける粒子が、なぜ生物に致命的な影響を及ぼさないのか。ここに欠陥がある。そこで僕はこう考える。「光は触媒を通じて神経に届いた歪波が引き起こす現象だ」と。


3. 歪波と触媒

波とは結局、何かが揺れ動いている状態を呼ぶ言葉にすぎない。ならば、波の根本にあるのは「歪み」ではないか。空間が沈み込む、押し広がる、その変化こそが歪波だ。

そして、物質はその歪波を受け取り、別のスケールへと変換して放出する。ここで僕は物質を「触媒」と呼ぶ。触媒は吸収できる入口と放出できる出口を持ち、その幅は物質ごとに決まっている。


4. 触媒としての世界

例を挙げよう。

  • 視細胞は可視光の歪波を受け取り、電気信号へと変換する。

  • 空気は音のスケールを伝える触媒であり、鼓膜に振動を渡す。

  • 金属は赤外線を吸収して熱を放ち、ブラックボディはあらゆる波を飲み込み温度依存の赤外線波長の波に変換する

  • そして巨大な天体は重力の歪波に乗ったり、一部を熱や光を起こすスケールの波へと変換する。

すべては触媒。すべては歪波を変換し続ける。


5. 統一的な見取り図

ここで世界をひとつにまとめられる。

  • 光:極小スケールの歪波の触媒現象

  • 音:中スケールの歪波の触媒現象

  • 重力:巨大スケールの歪波の触媒現象

  • 熱:スケール変換された振動が放出された現象

僕らが「現象」と呼んでいるものは、すべて触媒が翻訳した歪波に過ぎない。


6. おわりに

こうして見ると、世界そのものは歪波の海だ。けれど僕らはそのままでは触れられず、必ず触媒を通して翻訳された像を見ている。だから光も音も熱も重力も「実在そのもの」ではなく、「歪波と触媒の間で立ち上がる影」なのだ。

それを僕は「歪波触媒論」と呼ぶ。これは証明された理論ではない。ただの解体と組み直しの記録である。けれど、この視点に立てば、物質も現象も、そして認識する僕自身も同じ基盤で理解できるように思える。


色々と思考実験の際中であって、思考の記録も偶々取る事にしたものだからところどころに穴は有るのだけれど。


一旦留め置こうと思う。


ついでなのでこの理論に基づいて、重力波のエネルギー変換についても考えて行こうと思う。


この理論を元にすれば重力波からエネルギーを取り出す事も出来るのではないか?とも思うけれど、そうはいかない。


端的に言えばスケールの不足。


単純に重力波からエネルギーを取り出すには惑星レベルの巨大なスケールの連結が必要になる。


巨大な力では有るけれど巨大すぎるせいで小さな物体は波に乗ってしまうから。


水の波を見れば分かると思う。


小さな物体は波に乗ってしまって沈み込む事は無いし破壊される事も無い。


可能かどうかで言えば可能だけれど実証可能かと言われればほぼ不可能だと思う。


巨大な惑星丸ごと渡れる弦が有れば可能だけれど現実的とも言えない。


次回は物質とは何か、解体して行こうと思う。

 
 
 

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